エアフローとは

ジェットクリーニングとも呼ばれるエアフローは、クリーニングで用いる機器です。ジェット水流を用いて、微粒子パウダーを歯面や器具の届かない隙間にまで吹き付けることができ、タバコのヤニなどの着色やプラークなどのバイオフィルムを隅々まできれいに除去します。従来の機器は歯面に直接器具を当てますが、エアフローは歯面に触れないため歯などを傷つける心配もありません。
保険を適用したクリーニング(歯石取り)との違い
保険適用のクリーニング
歯面についた歯石やプラークを”スケーラー”という器具を使って取り除いていきます。その主な目的は虫歯や歯周病の原因となる細菌の除去であり、治療の一環として行なわれるのが一般的です。
エアフローによるクリーニング
審美(見た目)や予防に重点が置かれ、今よりも良好で快適な口腔環境を作り上げることを目的に行います。エアフローで除去の対象となるのは茶渋・ヤニなどの着色汚れや、歯磨きでは落とせないバイオフィルム(プラーク)です。これらの汚れをジェット水流と微粒子パウダーの力で除去します。
エアフローをおすすめしたい方
- 茶渋(ステイン)やタバコのヤニなどの黄ばみを落としたい方
- 歯のくすみをキレイにしたい方
- 歯良好な口腔環境を維持したい方
- お口の中を常にスッキリさせていたい方
- 現在、矯正歯科中の方
- 詰め物や被せ物、インプラントなどの修復物が入っている方
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エアフローは歯周病予防に効果的です
歯周病菌は口内で酸素が極力少ない、狭いすき間を好んで生息しています。歯周病の進行によって生じる「歯周ポケット」も、歯周病菌にとっては格好の住みかです。
一方で深い歯周ポケットは、通常のクリーニングだと器具が奥深くに到達できず、細菌の取り残しが多くなります。エアフローの微粒子はこのようなポケット内の奥深くの汚れにも行き届くため、歯周病の予防に効果的です。
エアフローの5つの効果
Point01
着色汚れやプラークを隅々まで徹底除去

エアフローの微粒子パウダーは狭いすき間の奥まで入り込み、ガンコな着色汚れやプラークを徹底的に取り除いていきます。とくに歯ブラシや器具の先が届きにくいところの汚れや、矯正装置の細かいすき間の汚れには効果的です。
Point02
短時間でお口がキレイに

エアフローは微粒子パウダーを勢いよく、歯面の広範囲に吹きつけながら汚れを除去します。高圧洗浄器のように効率よく汚れが落とせるため、30〜40分の施術でお口全体がキレイになります。
Point03
歯や詰め物・被せ物を
傷つけない
エアフローは器具が直接歯に触れないほか、清掃に使うパウダーも粒子が非常に細かいため、歯面や修復物の表面を傷つける心配がありません。
Point04
虫歯・歯周病予防にも
効果的
エアフローは着色汚れだけでなく、虫歯や歯周病の原因となるバイオフィルム(プラーク)も取り除きます。歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目など、狭い場所のバイオフィルムもエアフローの微粒子が徹底除去し、虫歯・歯周病のリスクを抑えていきます。
Point05
クリーニング後しばらく
汚れがつきにくい
エアフローの処置後は、歯の表面がツルツルで滑らかになります。そのためクリーニング後しばらくの間は、プラークや着色汚れのつきにくい状態が続きます。
ご留意点
- 保険が適用できないため自費診療となります。
- ジェット噴射の刺激が強いと痛みに感じる場合があります。
料金表
両顎(6ブロック)
¥3,300
※治療期間の目安:1日 治療回数の目安:1回
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定期的なクリーニングをおすすめします
近年はセラミックやインプラントなどの高度医療により、自身の歯にトラブルが起こっても、見た目や機能を天然歯同様に回復させることが可能になっています。しかしどんなに良質な材料や医療でも、やはり自分の歯に勝るものはありません。
自分の歯を1本でも多く残すためには、ご家庭でのケアにくわえ、プロによる定期的なメインテナンス(検診・クリーニング)を受けることが大切です。永田町にある(医)益習会 赤坂歯科診療所のクリーニングでは、セルフケアで取り残したバイオフィルムや歯石、着色汚れを徹底的に除去し、口腔環境をさらにグレードアップしていきます。ぜひ数カ月に1度の定期メインテナンスを継続していきましょう。