プラークとは、食後、歯の表面に形成される粘着性のあるバクテリアの薄皮で、口の中にさまざまな問題を引き起こします。プラークを歯の表面からなくそうとする時は、食べ物のことに加えて、気をつけないといけないことが多くあります。まずはご自身の食生活を見直してみましょう。
歯に良くない食べ物
歯にこびりつきやすくやわらかい食品、例えば、ガム、キャラメル、グミ、チョコレート、ドライフルーツ等は、口の中で長く停滞し細菌に糖分が取り込まれると、長い時間酸を発生します。また、酸性の強い食品、酢、炭酸飲料、乳酸菌飲料、かんきつ類等は、習慣的に摂取すると歯のエナメル質がとけてしまいます。
歯に良い食べ物
ニンジンスティックやセロリのような繊維系の野菜は歯にとって良い食べ物です。また、シュガーレスガムなどは唾液の量を増やし、歯から食べかすを取り除くことが出来ます。
歯磨きは、予防の基本です。磨き方もありますが、歯ブラシや歯磨き粉の選び方によっても差がでてきます。お気軽にお尋ねください。
歯ブラシの選び方
歯ブラシにとって大切なことは毛先です。毛先が柔らかめで、ブラシのサイズが小さめ(人差し指の第一関節位の長さ)でなければなりません。それによって小回りがきき、歯の後ろ側にも届きます。
また、柄はあなたにとって握った感触の良いものでないといけません。そして急いで磨いてはいけません。効果のある歯磨きは少なくとも10分間必要なのです。また、歯ブラシの毛先が開く前の1か月ごとに取り替えることも大切です。
歯磨き粉の選び方
歯垢が人よりも多く歯に蓄積する体質の方は歯垢予防の歯磨き粉を選んで下さい。歯肉が後退した状態であれば、それが原因で歯根が露出し知覚過敏症になることもあります。そんな時は、知覚過敏専用の歯磨き粉もあります。また、フッ素配合の歯磨き粉は、虫歯を予防する働きがあります。